青いエアメイル
本日のNHK22:00から放送された恋歌2007で
松任谷由実の「青いエアメイル」が演奏された。
聞いたのは20年ぶりくらいで
懐メロというか,必死になってyumingのレコードを買いあさり,
コンサートに1人でも行っていた中学生の頃を思い出した。
ライターの歌詞のひとつひとつに,深い意味を感じていた思春期の頃と比べて,
どれくらい自分は変わってしまったのだろうか。
卒業論文を最新機種のワープロ機で作成したので
デジタル化の変動期に学生時代を過ごしていたと思う。
今の自分は,簡単に書き直せるワープロソフトで
まずは打ってみる,後は直せばいいという毎日。
簡単に何度も直せる手軽さは,
一度書いたり話すと直せない,そういう
相手を思う感覚を鈍らせてしまっているような,そんな気持ちになった。
先月呉を案内した新潟のSさんからのお礼の言葉は
自筆で味のある手紙だった。
メールでのやりとりで済ませていたので
久しく手紙など届かなかった私宛の手紙を見て
家族は「わぁーラブレターじゃ,ラブレターじゃ」とはやし立てた。
封筒の中は,パソコンではなく
電気のついた机の上で,静かな秋の夜に書かれたのだろうかと
勝手に想像してしまいそうな,やさしい言葉で綴られたお礼の言葉だった。
大切なメールの文章をパソコンの上で保存するのと
心温まる言葉で綴られた手紙をカバンにしまうのとは
送られた側にとっては,とても大きな違いがある。と思った。
夏からの残業つづきの日々が終わり,
少し緊張がゆるんだからだろうか。
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